土木建築設計部は、プラント建設における土木建築設計に関する業務全般を担う部署です。土木建築部分の計画設計や受注後の実施設計、施工段階では施工支援、竣工後の瑕疵対応、施工業者からの見積徴取・確認、施工時の現場管理補助業務等、多岐にわたる業務を担当しています。土木建築部分の設計は、施設配置の計画、土木設計、建屋の意匠設計、構造設計、建築機械設備・電気設備設計等があり、またそれらに関わるプラント部門との各所調整も行います。
私は、担当する案件の進捗段階に応じて、計画設計や受注後の実施設計、施工段階では施工支援等を行っています。お客様から要求される機能・条件を示す図書やプラント機器配置、関係法令などの制約条件に基づき、施設配置の計画や、土木設計、建屋の意匠設計、構造設計、建築機械設備・電気設備設計との調整を協力会社やお客様・関係諸官庁と協議して設計業務を行います。

プラント建設には、さまざまな立場、専門性を持った人たちが携わっています。そういった人たちが相互に関わり合いながら、私自身もその一員として土木建築設計に関する業務を担っています。多くの人の力や考えを集結させ、自分の意見も織り込みながら課題を解決し、事業を推し進めていくことに仕事の魅力を感じます。またプラントや土木建築の技術情報・制約条件を整理集約し、お客様や協力会社、施工業者等の関係者と協議・調整し進めていく大変さのなかにおもしろさがあると感じます。
そう思うようになったきっかけの一つが、実施設計案件を担当したことです。お客様、官庁協議、社内や協力会社と打合せを重ね、周囲の協力を得ながら主体的に取り組むことを経験したことが、その後の仕事への向き合い方に大きな影響を与えました。問題を解決するプロセス、周囲との関わり方、誰とどんな相談をするか、自分で考える力など多くのことが身についていったと感じます。またお客様や施工業者など直接的に話す機会が多いので、私の対応を褒めていただいたときは特別うれしく思いました。

現在進行している案件に加えて多様な業務に携わっていきながら、技術的知見を深め、自身の経験値を上げていきたいです。そうすることで技術力・対話力などを含めた、業務を遂行していく力を備えることが目標です。今は先輩方に頼りながら仕事を進めている部分もありますが、担当する仕事に地道に取り組み、先輩方の意見や技術的知見を吸収していくことで成長していきたいです。また、社内でも、お客様や協力会社にとっても、「頼りになる人」になれるように、頑張りたいと思っています。