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環境系 プロジェクト技術部

  • 環境創生工学専攻
  • 2016年入社

F.T

  • 技術研究開発
  • 設計
  • 機械

心に火がともったとき
小さな機器一つ一つが巨大なプラントを支えていると気づいたとき

廃棄物処理プラントは受注金額が数十億~数百億円規模という巨大なものになります。それに対して、私が入社後、最初に担当したのは、1つ数十万円程度で、全体の規模に比べると小さな機器だったため、「大きな機械も担当してみたい」と思っていました。
しかしながら、仕事を進めるうちに、プラントの機器はつながっており、私が受け持つ小さな機器1つのトラブルが原因でプラントを止めなくてはならない事態さえ起こり得ることを理解しました。それ以来、当初抱いていた考えはまったくなくなり、どんな機器であっても真剣に取り組むようになりました。

機器の設計経験を経て現在はプラントの運転状況を調査。
技術向上へのヒントを探し出す

私が所属する部署は、受注した案件の実施設計を行う部門です。実施設計とは、受注前に作られた計画設計をもとにして、受注後に実際にプラントを建設するために行う詳細設計のことです。部門内には、①自治体をお客様とするプラントの新規設計をとりまとめるエンジニアリング課、②プラントの延命化や、民間企業をお客様とするプラントの新規設計をとりまとめる延命化・民需技術課、③プラントの機器・ダクトの配置、プロセスフローの設計を行うプロセス・空間設計課、④プラント機器の手配業務を担うプラント設計課、という4つの課があります。

私は1年目の配属から2年目の途中まで④プラント設計課に所属していました。プラント設計課では、燃焼により発生した灰を搬送するコンベヤ、排ガスを排出する煙突、各種用水を移送するポンプ、燃焼用空気や排ガス用の送風機、燃焼用空気を予熱する蒸気式熱交換器、排水処理設備等さまざまな機器・設備を担当し、仕様決定や業者、社内の調整等を行っていました。
現在は、当社が運営している全国のプラントの運転状況を調査し、問題点があればそれらの機能改善や新規設計へのフィードバックを行う業務に従事しています。

調査から試験、導入まで。
自分なりの方法でアプローチできる

従来の設計の問題点を見つけ、改善していくという仕事には、明確な目標はあっても明確な答え・道筋はありません。実際の施設を調査し、改善案の試験や実際の施設へ導入するという業務にやりがいを感じています。
北海道から九州まで日本全国に出張する機会も多く、ご当地でおいしいものを食べることはもちろん、実際の施設で物を見ることのできるおもしろさを感じています。

多くの部署・仕事を経験して知識の幅を広げ、
プラント建設のけん引役になりたい

スペシャリストとは、ある分野、集団において、他の誰もが解決できない問題に対して、知識・経験をもとに答えを見出すことができる人。何かに突出しており、替えのきかない人だと思います。
目標は、お客様に対するプラントの主担当であるエンジニアリングマネージャー(EM)*となり、プラント建設に携わることです。まだまだ知識も経験も十分ではありませんので、まずは現在の仕事において目の前の短期的な目標をクリアし、その結果として成長できればと考えています。知識の幅という点では、今後、設計・メンテナンス・開発等さまざまな部署や仕事を経験していきたいです。
*エンジニアリングマネージャー(EM):プロジェクトの実施設計全体のとりまとめを行う

想いを受け継ぐ

技術系 メンテナンス技術部

  • 機械工学科
  • 1992年入社

A.N

A.N.さんは、私が入社して最初に所属したプラント設計課時代の上司です。プラントに関する広くて深い知識を備えたA.N.さん。真面目であり、さまざまな機器について詳細な指示を出すことができる方です。計画部門を経験しているためか、プラント全体についても詳しく、自部門とは関係が薄いところにまで配慮されます。妥協を許さないため、新人の私は、より深い知識を身につけることができると感じていました。