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ホーム > すてるを変える。ミライを変える。 > 廃プラスチック問題の解決に貢献するケミカルリサイクル技術

変える #02廃プラスチック問題の解決に
貢献するケミカルリサイクル技術。

廃プラスチック類のリサイクル

近年、日本では排出される廃プラスチックの有効利用率が80%を超えましたが、主にサーマルリカバリー(熱利用)の割合向上によるもので、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルの割合は横ばいのまま推移しています。サーマルリカバリーは発電に必要な化石資源の使用を抑える効果はありますが、カーボンフリーの脱炭素社会を構築するためには、化石資源から作られる燃料や廃プラスチック類を燃やすことによって排出される二酸化炭素を減らしていく必要があります。廃プラスチック類のリサイクルは以下に大別されます。

  1. マテリアルリサイクル:廃プラスチックを洗浄、粉砕し、粒状化したものを溶融して再製品化すること。
  2. ケミカルリサイクル:成分を合成の途中段階まで分解して化学物資にし、再生すること。
  3. サーマルリカバリー:廃プラスチックを燃焼して熱エネルギーを回収すること。

ケミカルリサイクルの推進により
化石資源の大幅な使用量抑制が可能

廃プラスチックは異種素材や不純物が混合している状態では再製品化が難しい場合がありますが、ケミカルリサイクルは、異種素材や不純物を含む廃プラスチックを化学反応により分子レベルにまで分解し、さまざまな化学物質にして再生することができます。

ケミカルリサイクルを推進し廃プラスチックを化学原料として再利用できれば、化石資源使用量の大幅な抑制が実現し3Rの理想的な循環サイクルが形成されるとともに、廃プラスチック処理により排出される二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができます。

荏原独自のガス化技術を用いた廃プラスチックの最資源化

荏原環境プラントは、2つのケミカルリサイクル技術を保有しています。
EUP®加圧二段ガス化システムは、宇部興産と共同で開発しました。加圧した2つの炉を通じて熱分解反応を促進させることを特徴とし、異種素材や不純物を含む廃プラスチックを投入しても常圧ガス化と比べ高品質な合成ガスが得られ、化学原料としてアンモニアやエチレンを生成するために利用することが可能です。また、廃プラスチックに含まれる不燃物のうち、金属類は未酸化状態で回収、リサイクルすることが可能で、灰分は高温のガス化炉内で溶融され、スラグとして取り出し道路等の路盤材として再利用ができます。現在、神奈川県川崎市の昭和電工KPR施設内で稼働中で、年間64,000t/年の再商品化能力を有しています。

当社独自に開発したICFG®内部循環流動床ガス化システムは炉内をガス化室と燃焼室に分割している点が特徴です。流動媒体(砂)を内部循環させることで投入物を効率よく熱分解し、可燃ガス・オイルを抽出することができます。得られた可燃ガス、オイルは化学原料としてナフサ等を生成するために利用可能なほか、発電用の燃料としても利用することができます。また、投入する廃プラスチックはEUP®同様、異種素材や不純物を含むものにも対応し、更にバイオマスの化学原料化も可能です。
荏原環境プラントでは、ケミカルリサイクルを社会実装することにより、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※EUPは宇部興産株式会社の日本国内における登録商標です。
※ICFGは荏原環境プラント株式会社の日本国内における登録商標です。

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