地域貢献(環境啓発・防災)
- 環境啓発
- 防災
環境啓発
ごみ処理施設の運転管理とメンテナンスを長期的かつ包括的に受託するケースが増加している中、単なるごみ処理施設ではなく、環境啓発拠点としての社会的なニーズも広がってきています。荏原環境プラントでは、これらのニーズに応えるために環境啓発事業に取り組んでいます。
武蔵野クリーンセンターの
環境啓発事業
武蔵野クリーンセンターは旧施設の老朽化に伴い、武蔵野市方式と呼ばれる市民参加型の議論を経て、“開かれた施設づくり“をコンセプトの一つに掲げ、2017年4月より稼働している施設です。予約不要で気軽に工場見学ができ、ごみ処理について学ぶだけでなく、環境やごみについて考えるきっかけづくりとなる場となっています。また、多くの市民に親しんでもらえるよう、ごみ処理への理解、ごみ減量への取り組みを進めています。さらに、幅広く環境に関するテーマを取り上げ、「環境にやさしい暮らし」について創造的に考えるきっかけづくりの場、市民の交流の場となることを目的として、定期的にイベントを開催しています。
■ エコマルシェ
環境にやさしい暮らしについて発信するマルシェを開催。クリーンセンター敷地内の「コミュニティスペース」をメイン会場とし、デザインされた屋台が並び、エコに関連する雑貨・飲食物の販売、ワークショップが行われています。
■ オープンハーヴェスト
「食と環境」をテーマに、生ごみ堆肥を活用した屋上菜園「ベジタブルガーデン」で収穫された野菜の収穫祭を核としたイベントを開催。地元のシェフが屋上産野菜を調理したメニューや、「地産地消」をテーマに、市内産野菜の販売などを行っています。焼却炉でも使用される耐火レンガで作った石窯で焼くピザが好評で、生ごみをなるべく出さずに調理する方法を学ぶワークショップも人気があります。
■ 子どもワークショップ
学校が長期休みの時期を使い、クイズラリーを用いた「子ども見学ツアー」や廃材を使った工作やワークショップを開催しています。地域で活躍する方々(養蜂家、建築家、地元のお店の店主等)を講師に招き、身近な廃材を活用し、自らの手で生まれ変わらせることで、3Rへの意識啓発の場としています。
■ アップサイクルイベント
廃材アートを通じて、ごみやリサイクルについて考えることを目的に、不要になったモノに新たな価値を見つけて、より魅力的なモノを生み出すイベントを実施しています。市民から集めた廃材を使って、プロのアーティストとともに作品をつくり展示する参加型のアート展「クリーンセンターとあそぶ」を開催。廃材をただ捨てるのではなく「蘇材」としてよみがえらせるアートプロジェクトを推進しています。