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地域貢献(環境啓発・防災)

防災

日本では、現在全国で1100ヶ所のごみ焼却施設が稼働中で、日々その責務を果たすことで周辺地域の公衆衛生を保つことに貢献しています。近年では、その役割はさらに増え、廃棄物の減量化や資源化、エネルギーの有効利用など幅広い要望に対する取り組みが行われています。また、東日本大震災以降、ごみ処理継続の重要性や地域に対する防災対策への貢献が強く求められるようになっています。このようなニーズに応えるために、荏原環境プラントでは災害に強い施設づくりを行っています。

災害に強い
武蔵野クリーンセンター

本施設のコンセプトの一つである“災害に強い施設づくり”の概念や東日本大震災における経験を踏まえ、災害時も周辺公共施設の防災拠点としての機能を継続するため、次のような内容を組み込んで設計しています。

  • ■ 施設の耐震設計

    災害時に機能を維持するため、事業継続性の確保や施設利用者の安全性を考慮し、建築物の耐震基準は構造体Ⅱ類(重要度係数1.25)、非構造部材は耐震安全性「A類」、建築設備の基準は「甲類」の設計としています。天井の落下対策や各設備のダクトや配管等へも対策を行うことで、施設の安全性に対し、さらに配慮した設計としています。

  • ■ 災害時の熱電供給システム

    焼却廃熱を利用したごみ発電に加えて、コージェネレーション設備として、常用兼非常用のガスタービン発電機を導入しています。災害による停電発生時には、ガスタービン発電機の起動により、周辺公共施設への熱電供給、施設の安全確保、停電中の焼却炉立上げ、ごみ発電の再開の順番で行います。これにより、ごみの処理に加え、災害時の対策拠点となる市役所等の機能をより強化しています。

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