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リサイクル・資源循環

灰の再資源化

都市ごみ焼却炉から発生する焼却灰の最終処分に当たっては、最終処分場の逼迫に加え、災害廃棄物の仮置き場への対応など、循環型社会の継続に関わる課題が顕著になってきています。焼却灰の状況に変化が生じつつあり、再資源化を推進することが求められています。
そんな中、荏原環境プラントではグループ会社である中部リサイクルの「還元製練方式」 によって、焼却灰を溶融することによる100%再資源化を進めています。 還元製錬方式とは一般廃棄物・産業廃棄物の焼却施設から発生する焼却灰を、電気抵抗炉に分類されるサブマージドアーク炉にて炉内の強還元雰囲気中で溶融し、再資源化する方式です。この方式は、焼却灰の資源化が果たす社会的役割の重要度が増している中で、焼却灰を単に「溶融」するだけではなく、「製錬」 し、資源を取り出すことができる技術として注目されています。

還元製練方式によって取り出すことができる再生製品

亜鉛・鉛原料
溶融メタル
溶融還元石

還元製錬方式は、焼却残渣類を「都市鉱山」と位置づけ、焼却灰から有用金属資源の回収、土木資材としての石材(溶融還元石)を製造することで100%再資源化可能です。また、都市ごみ焼却事業の事業継続性に関わる課題解決において、安全かつ安定的な委託先としての役割を果たすことができると考えられます。荏原環境プラントは、今後一層の省エネルギー・省資源化社会の到来に向け、ゼロエミッションを継続して達成しつつ、循環型社会を促進するため、頼される資源化企業として環境行政へ貢献していきます。

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