オペレーション・メンテナンス
ロボット
荏原環境プラントでは、ロボットなどの新技術の導入を進め、点検・保守に必要な作業時間の短縮及び資機材の削減によって、作業員の安全性向上と廃棄物削減の両立を実現することで、固形廃棄物処理施設等の社会インフラ施設において、更なる安全、安定、安心な施設運営を目指し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
小型走行型水管厚さ
連続測定ロボット
荏原環境プラントは水浸超音波探傷センサを搭載した小型走行型水管厚さ連続測定ロボットを株式会社ハイボットと共同で開発しました。固形廃棄物処理施設の廃熱回収ボイラでは、水管の摩耗、腐食等の経年劣化を把握するため、定期的に水管の肉厚測定を行っています。
本ロボットは、ボイラ水管の管寄せ配管の点検口から投入し、測定対象の水管まで走行移動させた後、センサを水管へ挿入し、ボイラ水管の厚さを内側から自動で連続測定します。このロボットを用いて、2019年12月にはボイラ水管の厚さ測定の実証実験に成功しました。これにより、ボイラ水管の一部を切断する等の準備作業が解消され、作業時間の短縮及び資機材の削減を通じて、作業従事者の安全性向上と廃棄物削減の両立を実現します。
今後、ボイラ水管の点検・維持管理業務領域において、本ロボットを活用した、点検計測作業の効率化、取得データを用いた高精度な寿命予測診断などの点検サービス、RaaS(Robot as a Service)を行っていきます。