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中部リサイクル株式会社が2020年度省エネ大賞を受賞
荏原環境プラント株式会社(社長:渡邉良夫、本社:東京都大田区、以下:荏原環境プラント)の子会社である中部リサイクル株式会社(社長:足立正、本社:愛知県名古屋市、以下、中部リサイクル)は、このたび2020年度(令和2年度)省エネ大賞(後援:経済産業省)の省エネ事例部門にて、中小企業庁長官賞を受賞しました。「意識改革による省エネルギーの推進」をテーマに、2016年度から2019年度に取組んだ継続的な省エネ活動とその成果(5年連続事業者クラス分け評価制度Sクラス ※1)が評価され、今回の受賞となりました。
省エネ大賞とは、一般財団法人 省エネルギーセンターによって、省エネルギー性に優れている企業の製品やビジネスモデルを称えるものです。本表彰事業の情報発信や広報活動によって、国全体の省エネ意識・製品の拡大や普及などの省エネ型社会構築に寄与しています。
中部リサイクルは、1999年の創業以来「Zero Emission Factory」の実現を企業理念に掲げ、ごみ焼却施設から発生した焼却灰などを溶融再生し、建設資材や有価金属へと再資源化する事業を担っています。同社はその企業理念に基づき、次のように会社全体で省エネ活動に参加できるよう意識改革に取り組みました。
・省エネ活動の見える化による工場全体でのエネルギー消費を議論するきっかけ作り。
・事業者クラス分け評価制度を元に外部からも評価されるような具体的な目標を設定。
・全社員が省エネについて取り組めるよう関連委員会の議事録を公開する、等。
こうした活動を行った結果、2016年度比として工場全体のエネルギー原単位で9.8%減少、エネルギー使用量は原油換算で234kl減少、CO2排出量で1,619t-CO2減少を達成しました。
荏原環境プラント及び中部リサイクルでは、今後も事業を通じた省エネ活動に取り組み、持続可能な社会づくりに貢献するとともに、企業として成長していくことを目標としています。
※1 事業者クラス分け評価制度とは、事業者が提出する定期報告書等の内容を行政が確認し、事業者をS(優良事業者)・A(一般事業者)・B(停滞事業者)にクラス分けするものです。Sクラスの事業者は、優良事業者として経済産業省のホームページで公表されます